クリーニング用語集

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アイロン (iron)
洗濯後、手仕上げを行うものである。水洗いで使用されるアイロンは主として電気アイロンである。ランドリー用電気アイロンの重量は、ドライクリーニング用アイロンの約2倍の5~6kgで、電気(1,000W~1,500W)で加熱され、最高温度は約300℃である。通常2~3段に切り替えられる回転スイッチ、あるいは差込み式スイッチが付いていて、これらのスイッチを点滅させて温度調節する。ドライで使用されるアイロンは主として蒸気アイロンである。アイロンは主としてプレス機で仕上げできない部分の仕上げに用いられている。また、アイロンは単独で用いることもあるが各種プレス機に付属させて、その場で手直し(修正)するために用いられることも多い。ドライクリーニング用アイロンには、蒸気を熱源として加熱するもの、電気を熱源として加熱するものがある。
蒸気を熱源とするものは、蒸気アイロン又は蒸気加熱アイロンといい、アイロンの底から蒸気を噴出させることもできる。重さには3~7ポンドのものがあり、蒸気のゲージ加圧は3~5kg/cm(133℃~151℃)で使うことが多い。電気を熱源とするものは、電気アイロンといい、水タンクから水を供給させて、アイロン内部で蒸気を発生させて、底から蒸気を噴出させる型式のものが一般に使われている。重さは3~7ポンドであり、温度は100~200℃で使われるものが多い。
アクチバ
パークドライ機の乾燥終了後、排気されるガスを回収し再利用する装置(公害対策機でもある)。
アクリル繊維 (せんい)
青酸とアセチレン又は酸化ニチレンと原料としてつくったアクリルニトリルを溶剤に溶かして湿式又は乾式紡糸法で紡糸した合成繊維。耐日光性が強いが熱で軟化し、衣服になると変形しやすい。アクリル短繊維感触が羊毛に酷似しているため、羊毛混紡に適する。用途はセーターなど。しかし最近は独特な風合を活かして、長繊維(フィラメント)製品も出回っている。
麻 (あさ)
麻は靭皮繊維の代表的なもので、双子葉植物の表皮と木質の間の靭皮を精製した天然繊維。数多くあるが、衣料用として用いられるのは亜麻(あま)とちょ麻(ラミー)の2種類である。強く、熱の電導性がよく、水分の吸収発散が早く、肌ざわりが涼しいなどの特徴をもつが、のびにくく弾性に乏しく、しわになりやすい性質をもっている。ワイシャツ、ブラウス、スーツ、カーペット芯地、などに使われている。
預かり書 (あずかりしょ)
クリーニング店で預かった商品を明記した伝票。記載事項は、顧客名・受付日・引き渡し日・タッグナンバー・商品名・金額が一般的である。
汗 (あせ)
皮膚の汗センから分泌される。発汗量は1日 600~700ml。目につかぬくらいの発汗の場合、汗はほとんど純水に近いが、乾燥物質の3/4 が無機物、1/4 が有機物主成分は塩化ナトリウムである。衣料に付着すると、汗成分が変色したり衣料の変色を促進したりすることがある。
当布 (あてぬの)
アイロンの仕上の時、アイロンが直接衣料に接触し衣料の表面が光を防ぐために用いる布。品物に応じて当布の適正なものが選定される。
後処理 (あとしょり)
ドライクリーニング洗浄後、残った汚れやしみなどに処理をほどこすこと。専用の処理剤を用いる。
洗い張り (あらいはり)
和風布地の洗濯方法の一種で、よごれた衣服その他を布地に解いて洗い、布地を板に張る板張りや、伸子(しんし)という竹製の細い棒を用いて布をはり広げる伸子張りなどの方法でしわを伸ばす仕上げを行うこと。主として和服地や和風の夜具地などに施される。
アルコール (alcohol)

〈CnHn+OH〉 炭素C、酸素O、水素がHの〈CnHn+OH〉の形で結びついているものをアルコールと総称する。クリーニングに関係の深いものとしては、下記のようなものがある。

  1. シミ抜薬(溶解用)として

    • メチルアルコール(メタノール)〈CHOH〉
    • エチルアルコール(エタノール)〈CHOH〉
    • ブチルアルコール(ブタノール)〈CHOH〉
    • プロピルアルコール 〈CHOH〉
  2. ドライソープ、仕上樹脂溶解剤として

    • イソプロピルアルコール〈CH・CH(OH)・CH〉
    • イソブチルアルコール〈CH・CH・CH(OH)・CH〉
アンカー (anchor)
振動の出る機械を固定するための埋め込ボルト。
安全弁 (あんぜんべん)
ボイラなどの圧力機器の圧力上昇を防ぎ、破裂を未然に防止するための弁。蒸気圧力が最高使用圧力に達すると自動的に弁が開いて蒸気を吹き出し蒸気圧力の上昇を防ぐ機構になっていっる。安全弁を有する機器としては、ボイラー・エアーコンプレッサー等で外圧が内圧より高い機器の装置である。
安定剤 (あんていざい)
合成溶剤の多用化を防ぎ、安定化をはかるために溶剤に混入されるもの。ドライクリーニング溶剤の中で、安定剤が必要とされているものは、パークロルエチレン、1.1.1-トリクロロエタンである。パークロルエチレン、1.1.1-トリクロロエタンなどは、蒸留のくりかえし利用する為、注意しなければならない。パークロルエチレンでは安定剤のみの市販品はないが、1.1.1-トリクロロエチレンでは、安定剤と中和剤、界面活性剤の混合が市販されている。

一浴式 (いちよくしき)

1回の調整洗浄浴で、洗いとすすぎを兼ねて洗浄を終了する方式をいう。一般に一浴式ではチャージシステムが行われている。これは、洗浄液を常にフィルター循環させて汚れを除去しながら洗い、洗浄液がきれいになったところで脱液する方法である。一浴式での洗浄液の洗浄化方法において、洗いの初期から吸着剤を強くすると多量のソープが吸着剤に吸着して減少する。また、逆にフィルターの吸着作用を弱くすると、洗浄の終期になっても溶剤の洗浄化が十分でなくなる。これに対処するため、1浴2段洗浄法、部分蒸留などの方法がとられている。

1浴2段洗浄法 洗いの前半ではソープの吸着の少ないろ過剤のみのフィルターを用い、後半では強力な吸着剤(カートリッジ)を通過させて洗浄液の洗浄化を早める方法。
部分蒸留 フィルターには、ソープの吸着の少ないろ過剤のみを用い、蓄積汚れは部分的蒸留によって除去し洗浄液の洗浄化を助ける。
1点単価 (いってんたんか)
預かり商品1点当たりの平均価格。ユーザーの年間売上と平均単価から年間処理量など基礎データとなる。
イニシャルコスト
設備投資等で当初に発生する費用を指す。クリーニング業では、機械設備費・建築費・土地購入費等をいう。
色泣き (いろなき)
染まっている色が浮き上がり、移動してまわりの違う色に染まること。
引火性 (いんかせい)
揮発性の液体を加熱し、火を近づけると引火してもえる性質。クリーニングでは石油系溶剤、ボイラの灯油・重油・シミ抜き溶剤(エーテルアセトン、酢酸エステル、メチルエチルケトン、アルコール、クロルベンゼンなど)などが引火性のある物質である。
引火点 (いんかてん)
一定条件下で試料を加熱したときに、発生する蒸気の量が試料の表面上の空気と混合され可燃混合気体をつくる。この燃料と空気(酸素)の混合物に火炎を近づけるとセン光を発して瞬間的に燃焼する試料の温度をいう。引火点をこえて更に加熱を続けると、火炎を近づけたときに連続して燃焼する温度に達するが、この温度を燃焼点と呼ぶ。

ウエス (waste)
雑布、油抜き用の布、ぼろ布等の総称。本来は無用の不用のという意味。各種の工場では多量のウエスを必要とする工場もあり、これらにウエスを専門に提供するクリーニング業もある。家庭用の掃除用として、油で処理されたケミカルウエス、ケミカルタオル等で、市販、リースされているものも多い。
ウェットクリーニング (wet cleaning)
水洗いでデリケートな衣料を処理するための洗い行程をいう。特殊クリーニング方法のため、かなり高度な洗い技術と仕上技術をマスターしてから行う必要がある。一般にはブラシやササラを仕様した手洗いを(押し洗い)原則とし、ランドリー用ワッシャーを使用する場合もネットを用い、低温で短時間処理することが基本である。品物を傷めないためにドライクリーニングして、ある程度の汚れを除去し、更に残存した水溶液汚れを除去する場合によく行われている。ウェットクリーニングの対象品にはデリケートな衣料が多いので、あらかじめウェットクリーニングが可能かどうかを十分にチェックしなければならず、繊維特性だけでなく染色特性を考慮する必要がある。ウェットクリーニングは黒洗い、または色洗いともいわれている。
受付 (うけつけ)

受付

クリーニング店で商品の預かり・渡しなどを行う業務または、それを行う場所のこと。

馬 (うま)
クリーニングではプレス機に用いる下ごての一種で、取り替えが容易に出来るものをいう。これは、品物が通せるように台の上に浮かしたアイロン台ともいえるもので、代表的なもの、大馬・袖馬・肩馬がある。シルエットやデザインを生かしたデリケ―トな仕上げには各種の馬が必要であるので、縫製業界では広く活用されている。
羽毛 (うもう)
水鳥の羽根(フェザー)および綿羽(ダウン)のこと。ベスト、ジャンパー、ふとんなどに用いられている。ダウン(down)とは成鳥の羽根の下側にはえている柔らかい羽毛のこと。また、若鳥の柔らかい綿毛をいうこともある。一般にダウンとフェザーは混ぜ合わせて用いられるが、ダウンの混入割合が多いものが高級である。しかし、用途によっても割合が異なり、敷ぶとんはフェザーの割合が多く掛けぶとんはダウンの割合が多い。
裏地 (うらぢ)

裏地は表地の補強、形態保持を目的とし、服の裏側の裏目や縫代、芯地をかくすために用いる。裏地は一般にすべりのよい薄い織物が使われている。裏地に用いられる素材は、主として、レーヨン・キュプラ・アセテート・ナイロン・ポリエステルがある。次に各素材の特徴を示す。

裏地の素材 特長
レーヨン 吸湿性がよく、すべりやすく、裏地になじみやすいという利点をもつ。
しかし、しわになりやすく、クリーニングをすると収縮する性質をもっている。また、湿潤状態では強度が低下する。
キュプラ レーヨンと同じ性質をもつが、耐久力、吸湿性、染色性にすぐれ、光沢がある。
アセテート 軽くて手触りがよく、光沢がある。変退色しやすい。
ポリエステエル しわになりにくく、丈夫であるが、吸湿性が少なく、着用中まつわりゆきやすい。
ナイロン ポリエステルと同じ性質をもつが、吸湿性がなく、着脱時に静電気の発生がある

エアコンプレッサー (air compressor)
圧縮空気を作りだす機械。内蔵してあるポンプにより圧縮空気を作り、エアーシリンダーを作動させて機器の作動を行ったり、シミ抜き機へ圧搾空気を送り商品の乾燥等に使用される。
エアシューター (air shooter)
エアバキュームを利用し、商品の搬送を行う設備。一般には、リネンサプライ業者がシーツ・バスタオル等の工場内搬送に使用している。
営業所 (えいぎょうしょ)
クリーニングの受渡をする店で、機械設備を行わずに受渡のみ行う。取り次ぎ店・直営店がある。
液位 (えきい)
ランドリーワッシャーで水位のこと。
液深度 (えきしんど)
ワッシャーの外洞半径を10等分した値。ワッシャーの中の液量推定の目安となる。ランドリーワッシャーでは水深度という。
エクストラクター (extractor)

洗浄後、被洗物に含まれる水または油を物理的に分離する機械。脱水の効果は脱液率の項参照。最近では、ワッシャー・エクストラクター、全自動洗濯機と称され、脱水を洗浄と同一の内胴で行うよう作られたものが普及して来ている。

脱水機の種類
遠心分離機
(遠心力を利用しているもの)
三点懸垂型遠心分離機
三点懸垂型遠心分離機
高速首振り遠心分離機
圧力脱水機
(加圧力を利用しているもの)
水圧式圧力脱水機
油圧式圧力脱水機
エコノマイザー (economizer)

ボイラの給水予熱器のこと。ボイラ熱損失のうち最大なものは、煙道ガスから持ち去られる熱量で、この熱を回収して給水の予熱に再利用する装置。利点は次の通り。

  1. ボイラの熱効率を向上し、燃料の節約になる。
  2. 給水とボイラ水との温度差が少なくなり、ボイラ本体に無理な応力を生じない。
  3. 給水中の不純物の一部が除去される。
  4. ボイラの蒸発能力が増大する。

しかし予熱器の設置によって通風損失が大きくなり、特に自然通風の場合には排ガス温度が下がり煙突の通風が減少するので機械的に通風を増す必要がある。

SA (エスエー)
ストアーオートメーションの略。POSターミナル等を利用し、店での単品管理を行い、その情報から売上高・在庫管理などを行うシステム。

オープンワッシャー (open washer)

オープンワッシャー

解放型クリーニング洗浄機。サイドローディング式のため、脱水機が別に必要であり、消防上の問題と作業環境の問題から、最近は脱液まで行えて、効率的な密閉機(コールドマシン)がほとんどである。

汚水処理 (おすいしょり)
産業・生活排水が自然界の範囲を超えていると考える時、排水を浄化処理して自然水の汚濁を起こさないようにするための処理設備。
折目加工 (おりめかこう)
プリーツ、ズボンの折目を取れにくくするために布地にほどこす加工。折目加工には繊維・織物メーカー、縫製メーカーが新しい製品に行うものと、クリーニング業者がクリーニングとともに行うものとがある。スカート、ブラウスなどの新しい布地に施される加工として、プリーツ加工(薬品+熱処理、糸抜き)、ズボンの折目加工(主としてウールにされる薬品+熱処理、シロセット加工)がある。クリーニングが行うものとして、薬品と熱処理による方法(E.P加工)、熱と加圧による加工、樹脂剤による折目固定加工(リントラック加工)などがある。

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