クリーニング用語集

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カートリッジフィルター (cartridge filter)
ドライクリーニング洗浄液の洗浄装置の一種。ろ紙を円筒形にした筒の中に活性炭、脱酸剤などを入れ、溶剤中の汚れをろ過吸着する。この筒がカートリッジになっているため、数十ワッシャー後に能力が低下したときにカートリッジをとり外し、新しいカートリッジを取りつければよく、管理が容易である。
ガーメントフィニッシャー (garment finisher)
人体仕上機。人体プレスなどの訳語で呼ばれる。着せかけて蒸気噴射エアーで乾燥して仕上げるドライクリーニング仕上機。部分的な修正(ポケット、衿など)を加えてからガーメントフィニッシャーで全体を整えて仕上する方法と、ガーメントフィニッシャーを先に行い、部分修正を後から行う方法とがある。プレス(押える)して仕上ると、風合のそこなわれるもの(コーディロイ、ベルベット類)の仕上や、中綿を使用した衣類(ダウンウェア)などには最も適した仕上方法である。
外交 (がいこう)
クリーニング業での外交とは、各家庭を直接訪問し商品を集荷・配送するシステムを指す。外交の料金は、店での料金より割高となるため中流以上の家庭を訪問するケースが多いため最近まであまり営業活動としては活発ではなかったが、一般家庭をターゲットとした新システムが導入され最近また、重要視されている。
界面活性剤 (かいめんかっせいざい)
水になじみやすい部分(親水基)と油になじみやすい親油基をもつ有機物質で界面張力を低下させ、2つの溶け合わないもの同士を溶けあわすもの。また、界面活性剤のうち、特に洗浄作用の強いものが洗剤として使われている。代表的洗剤として、石けん、合成洗剤がある。種類は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤がある。
カウリブタノール価 (か)
ラッカー,ドライクリーニング溶剤などの油脂分などの溶解性を表す値。25℃のカウリブタノール溶液20gに溶剤を滴下して、一定の白濁状態になるまでに要した溶剤量cc(ml)。数値が大きいほど油脂を溶かす力が大きい。
化学繊維 (かがくせんい)
人造繊維ともいう。化学繊維は、木材、石炭、石油、天然ガスなどを原料とし、これらに化学処理を施して繊維の形にした長繊維である。これを短く切って短繊維としても使われている。化学繊維を、大分類すると、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、無機繊維(ガラス繊維、特殊繊維)になる。
過酸化水素水 (かさんかすいそすい)
(H2O2)酸化漂白剤。微量のアンモニアを加えると漂白が強くなる。無色の液体で3%の水溶液をオキシドール(またはオキシフル)30~35%のものを強力オキシドールとよんでいる。クリーニングでは漂白シミ抜き剤として又一般には毛髪の脱色剤などにも用いられている。
加脂剤 (かしざい)
皮革等をドライクリーニングする時、ドライ用材により皮革内の自然油脂が脱脂されるため、風合いが損なわれるため油脂を洗浄工程後、補うために加える加工剤。
カシミヤ織物 (おりもの)
元来は、インドのカシミヤ地方産のやぎの毛を毛織にした綾目の細かい綾織の毛織物のことであった。これは、カシミヤにはやわらかい毛とかたい毛とがあり、やわらかい毛のみを用いて織るため、品質が優良であるばかりでなく生産量が少ないため、高級なものとされ、カシミヤ・ショールなどで代表される。最近はカシミヤ羊毛のみでは高価なため、メリノ羊毛を混紡して本物の風合をもたせたものがつくられ、カシミヤと称している。肩かけ、外とう、背広などに用いられる。
数物 (かずもの)
家庭、社会、工場などからまとめてクリーニングに出されるシャツユニフォームなど、加工単価の安いもの。個々の品物として整理せず、まとめて取扱われる。クリーニングに出される数量が年間を通して多いため、この用語が用いられる。
肩パット (かたぱっと)
肩の補正や流行のシルエットにあわせて肩の形をつけるものでスポンジ、不織布、詰めわたなどで作られている。
活性炭溶剤回収装置 (かっせいたんようざいかいしゅうそうち)
活性炭で溶剤蒸気の混ざった空気をろ過、吸着し、溶剤を回収する装置。ドライクリーニングにおけるタンブラー乾燥中の溶剤蒸気は、冷凍機などで回収するが、さらに回収率を高めるには活性炭溶剤回収装置が必要である。活性炭に吸着した溶剤は、スチームにより除去し、水と溶剤を比重分離するが、この際にパークロルエチレンが分解することもある。特にトリクロルエタンはこのときの分解が著しいため、この種の溶剤回収装置は使わず、冷凍回収装置を使用する。
カフス (cuffs)
袖口のこと。特にワイシャツなどの袖口の布を重ね合わせて縫い付けた部分をいうことが多い。
カレンダーロール
シーツ等を仕上げるロール式アイロナーの方式で、回転するシリンダーが加熱体となっている仕上げ機。
還元漂泊 (かんげんひょうはく)
酸化漂泊の反対、化合物から酸素を奪うか、水素を加えて生ずる化学反応で色素を破壊する。還元漂泊剤には、ハイドロサルファイト、酸性亜硫酸ナトリウムなどがある。
乾燥重量 (かんそうじゅうりょう)
クリーニングのいろいろな資料の中の品物は、それが、乾燥している時の重さを基準とする。これを乾燥重量と称する。一般的に繊維製品は、ある程度の湿気を含んでいて、天然繊維では、これ通常の湿度の状態では1割前後になっている。現場で実用的に計測するのにいちいち湿度を確かめることはできないので、この湿度を含んだ状態のままを乾燥重量と考える。
貫流ボイラ (かんりゅうぼいら)

貫流ボイラ

水管ボイラの一種で、クリーニングでは主にこれが使われている。貫流ボイラは、長い管系で構成され、給水ポンブによって管系の一端から押し込まれた水が、予熱部、蒸発部、加熱部を順次貫流して、他端から所要の蒸気が取り出されるようになったものである。このボイラの特徴は、およそ次の通り。

  1. 高圧ボイラに適している。
  2. 全体をコンパクトな構造にすることができる。
  3. 起動時間が短い。
  4. 応答の速い給水量および燃料量の自動制御装置を必要とする。
  5. 管内で蒸発するので、十分な処理を行った水を使用しなければならない。

危険物 (きけんぶつ)
消防法では可燃性、爆発性物質を危険性に応じて第1種から第6種までの6つに分類し、その取扱いを規定している。クリーニングでは、第1類(シミ抜き溶剤)と第4類(石油系溶剤、シミ抜き溶剤)に属するものが主に使われている。
危険物取扱者 (きけんぶつとりあつかいしゃ)
危険物関係の法令で定められて資格。危険物を取り扱う事業所においては、この資格を持つ者に保安、取扱いの監督をさせなくてはならない。しかし、取り扱う量によって資格がいらないこともある。
基準寝具 (きじゅんしんぐ)
病院で入院患者の用いる寝具を規格化し、外部のリネンサプライを利用することで、この料金に健康保険の適用を認めようとする制度がある。この規格化された寝具セットを基準寝具という。また、基準寝具を専門に洗い病院に納入する業者を基準寝具業という。
基礎工事 (きそこうじ)
通常建物の基礎を指すが、機械の設置に際して地盤が安定しない状態での機械設置は、振動・地盤沈下の予防策のため基礎工事を行う必要がある。
絹 (きぬ)
動物繊維であり、英語でシルクともいう。かいこ(蚕)から取れるタンパク質繊維。細く長くやわらかであり、美しい光沢、優雅な感触、独特の絹鳴りが特徴となっているが、光や摩擦に弱く、長時間の保存中における湿気などにより黄変を生じる欠点を持っており高級和服をはじめ、洋服にも使われている。
気密性 (きみつせい)
外部と内部を遮断する性質。フッ素系溶剤ドライ機ではフッ素系溶剤が非常に蒸発しやすく、気密性を持たせたドライ機が必要である。
起毛 (きもう)
織物または編物の表面を針布またはあざみの実でかいて、糸を構成している繊維の末端をかき出して表面を羽毛のように浮かせる仕上げ法。
着物 (きもの)
通常洋服に対し、日本の衣服つまり和服のことをいい、とくに和服の中でも長着をさすことが多い。着物は前で重ね合わせて帯で留めて着るワン・ピース形式の衣服で、洋服のようにボタンなどを用いず人体の曲線を無視した直線裁ちの定形性衣服である。
CAD (キャド)
図面等をコンピュータのグラッフィックを用い作図し、プロッターという専用の印刷機で図面化する機械。
逆汚染 (ぎゃくおせん)
一度布から離れた汚れの粒子が、再び、今度は全体に一様につくこと。再汚染、再沈着とか色々な言葉が用いられるが、クリーニングでは逆緯線という言葉が一番多く用いられている。原因としては、溶剤中のソープ濃度が低く懸濁力の不足した場合、脂肪酸などの汚れが多すぎて布の表面に粒子が吸着されやすい状態になっている場合、生地が静電気で汚れを吸着しやすい場合、水分が異常に多い場合(雨でぬれたままの時や前処理の水分が放過された時)、樹脂加工などでついた汚れを保持しやすい場合、などがある。いずれの場合も逆汚染という。
許容濃度 (きょようのうど)
許容濃度とは、クリーニング業の場合ドライクリーニング作業場に置ける溶剤蒸気中で毎日8時間、1週6日の労働を続けても差し支えない、と考えられる溶剤蒸気の濃度(単位p.p.m) を指定溶剤別に決めたものをいう。この数値が小さいほど毒性が大きい。この数値は、あくまでも溶剤相互に毒性を比較する際の目安に風土では影響が少ない)温室などで異なるので、この数値を決して安全濃度と考えてはいけない。→蒸気危険度指定(VHI)
霧吹き (きりふき)
水を微細な粒子にして噴霧する道具で、スプレー(Spray)ともいう。口で吹くものから手押式の噴霧機器、エアーで吹く装置などがある。アイロンを掛ける前に、布をしめらせてアイロン効果を増加させるために霧吹きを用いることが多い。
金属石けん (きんぞくせっけん)
水の中の硬度成分と石けんが化合してできた不容性物質。被洗物に残ると、すすぎ不良、悪臭、石けん焼け、くすみのもとになる。
金属腐触 (きんぞくふしょく)
広義のサビ。金属が純化学的反応または電気化学反応によって変質破壊される現象。ドライクリーニングの分解生成物(塩酸など)で機械の金属腐触がおこることが多い。

クリーニング (cleaning)
商業洗濯をクリーニングという。クリーニング業法ではクリーニング業を「溶剤または洗剤を用いて衣類その他の繊維製品又は、皮革製品を原型のまま洗濯することを営業すること」と定義している。取扱う品物によってホームクリーニング、リネンサプライ、貸しおむつ、貸しおしぼり、基準寝具、じゅうたん、毛皮、皮革、和服クリーニング、ユニフォームレンタルなどがある。営業形態で分けると、産業クリーニング、一般クリーニング店、ホールセール、営業所または取次点などとなる。
クリーニング環境衛生同業組合 (かんきょうえいせいどうぎょうくみあい)
クリーニング業者で構成された組合で、環境保全や技術の向上を目的としている。
クリーニング師 (くりーにんぐし)
クリーニング業法2条・3条右に規定されている資格。各都道府県知事がクリーニング師試験に合格したものに与える。クリーニング業はクリーニング師の有資者が一人以上いることが開業許可条件となる。
クリーニング処理基準 (くりーにんぐしょりきじゅん)
この標準は、日本クリーニング問題連絡会議(クリーニング業界、化繊メーカー、アパレル業界などで構成)が、クリーニング事故の防止に定めたものである。この内容は、各種衣料のうち標準的なものについてクリ―ニングの処理法を5桁の記号で詳細、かつ正確に表せるようにしている。クリーニング処理の基準(最高限度)を定めたものである。この基準はクリーニング処理が強すぎたか衣料品がクリーニングに対して弱すぎたかの判定に有用であるばかりでなく、表示としても活用されている。
クリーニングの工程 (くりーにんぐのこうてい)
品物を受付けてから顧客へ納品するまでの一般工程(品物の流れ)。受付点検、マーキング(クリーニングタグ取り付け)、大分類、ポケット掃除、細分類、クリーニング(洗浄)、シミ抜き、仕上、最終点検、包装をいう。

珪藻土 (けいそうど)
単細胞ソウ類であるケイソウの遺ガイから成るケイ質のたい積物で、粘土、火山灰有機物などが混じっているのが普通である。純粋なものには白色、クリーニングではこれを精製したものをドライクリーニング洗浄液の清浄用フィルターろ過剤として使用している。破片状(商品名ダイカライト)のものと、針状(商品名セライトのものとがある。針状のものは架橋性に富むがバンビングフィルターには余り適さない。
減圧弁 (げんあつべん)
高圧ガスや蒸気の圧力を所要の圧力にまで下げる弁。

コイン・ナップ (coin op,coin operated)
コイン(硬貨)を入れて操作(operate)するようにした小型の洗濯機、またはドライ機をいう。これを並べて一般のお客に貸す店舗をいう。米国の発音に従ってコイン・ナップと呼ぶ。洗濯機の方は米国では1950年代には普及していたがドライ機のコイン・ナップは1960年代に紹介され、コインブームというものを呼び、クリーニング業界の機械化に拍車をかけた。この時点でのコインは実際には業者の営業形態の変化のみで、利用者に理解を得るようにはならなかった。1970年代に入り、再びコインランドリー(家庭用洗濯機を使用)が見直され、利用者も多く普及した。
コーン・スターチ (corn starch)
トウモロコシからとるでんぷんのりの一種でランドリー用糊剤として用いられている。比較的糊性高く、しかも長く煮ると一層粘度を増す。布に対する浸透性はでんぷん糊中、最良で付着性もよい。仕上りは布に硬直性を与え、硬直度は長時間保持する。平滑度はやや劣り、腐敗しやすいのが難点である。
コールド・マシン (cold machine)
ドライクリーニング機械で、乾燥までを一つの機械で行えるものをホットマシンというのに対し、洗浄、脱液(乾燥を除く)までを一つの密閉機械で行うものをコールドマシンという。
硬水 (こうすい)
カルシウム、マグネシウム、鉄分などを多く含む水。ランドリー用水としては硬度5°DH以上の水を硬水という。硬水中の硬度成分はボイラのかん石となりパイプを詰まらせたり、石鹸と結びつき、水に不溶な沈殿物を作るため、硬水はランドリー用水としては使えない。
合成繊維 (ごうせいせんい)
ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの繊維を合成してつくった繊維の総称。
合成洗剤 (ごうせいせんざい)
洗剤の主成分を化学的に合成して作った洗剤。これに対し石鹸は天然油脂を材料としている。高級アルコール系のものと石油系のものがある。
合成皮革 (ごうせいひかく)
織布または編布に合成樹脂を厚く塗布して天然皮革の似せたものを指し、裏側に基布がみえる。合成皮革には銀面タイプのものと、スエードタイプのものとがある。使用されている樹脂は、ポリウレタン樹脂、アミノ酸樹脂、ナイロン樹脂。
硬度 (こうど)
水に含まれる硬度成分の量は硬度という単位で表され、我国では一般にドイツ硬度 (°DH)が用いられている。ドイツ硬度は、100cc中に溶けている酸化カルシウムのmg数で表される。また、水1㍑に溶けている炭酸カルシウムをmg数で表したppm硬度もあり、1°DHは17.8ppmに相当する。
酵素 (こうそ)
タンパク質系の有機触媒。水中でタンパク質、でん粉、脂肪などを分解して水に溶けやすくする。20℃~50℃で効果を発揮するものが多い。クリーニングではシミ抜きに使用され、タンパク質分解酵素(プロティアーゼ)、でん粉分解酵素(アミラ―ゼ)、脂肪分解酵素(リパーゼ)などがある。酵素によるシミ抜きは、ドライクリーニング後に行われることが多く、タンパク質分解酵素が主として用いられ、でん粉分解酵素を配合したものも使われている。タンパク質分解酵素を絹製品に強く作用させると、生地の色柄が脱色されることもある。
鏝 (こて)
シミ抜き剤の作用を加熱して促進させるために用いるシミ抜きこてと、アイロンの代わりに用いるこてがある。
コンディショニング
クリーニング業では、ワイシャツ・シーツ等の仕上を水分量を調整する。
コンデンサー (condenser)
有機溶剤を使用したドライ機の溶剤凝縮器。蒸留された溶剤蒸気を冷却し、凝縮回収する装置である。
コンベヤー (conveyor)
品物を連続的かつ自動的に移動させる装置。店頭用、工場用チェーンコンベヤー、ムカデコンベヤー、オートスクリュー、ベルトコンベヤー、ラックコンベヤーなどがある。また、リフトを使うこともある。
コンプレッサー (compressor)
圧搾器。通常エアコンプレッサーをいう。コンプレッサーのタイプは、レシプロタイプ・ロータリータイプがある。
混紡 (こんぼう)
2種以上の異質繊維を混合して紡績すること。したがって一本の糸に2種以上の繊維がランダムに混ざっている。

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